東京周辺のお祭りに行ってきました>東京のお祭りに行ってきました>大蛇お練り行事 |
毎年9月の第2土曜日 | ||
2018年9月8日 | ||
東京都世田谷区奥沢5-22-1 | ||
残暑が厳しい中、大蛇が奥沢の街中を練り歩く | ||
奥澤神社の例大祭は毎年9月の第2土曜日・日曜日に行われ、「大蛇お練り行事」は例大祭の最初の神事のため、土曜日の朝10時から行われます。 「大蛇お練り行事」は藁を編んでつくった大蛇が町内を練り歩き、厄除けを祈願していきます。 その大蛇は非常に大きく、長さ約10m、重さ150sにもなるそうです。
この神事は、江戸時代に疫病が流行した時に名主さんの夢枕に八幡様が現れ、「藁で作った大蛇を村人が担ぎ村内を巡行させよ」とのお告げがありました。そこで藁で作った大蛇を巡行させると疫病が治ったことに由来するとのこと。 神事が行われる奥沢神社は、東急目黒線の奥沢駅から徒歩3分、東急東横線の自由が丘駅から徒歩5分と住宅街のど真ん中にありました。
奥澤神社に到着。鳥居には大蛇が巻き付いており、参拝者を見下ろしていました。
近くで見ると、愛嬌のある顔(笑)。 9時30分過ぎに着いたのですが、境内は氏子さんと見学客でいっぱい。祭囃子も鳴り響いており、これからお祭りがはじまるワクワク感に満ちているように感じました。
参拝をして、境内を散策。 お祭りの主人公である大蛇が拝殿内からこちらを睨んでいました。
大蛇のお練り行事は10時に神社からスタートします。10時前になり、大蛇は拝殿前に整列。 お祓いを受け、「わっしょい、わっしょい」という掛け声とともに、境内をぐるっと回ったあと、神社から飛び出していきました。
大蛇は左右に揺れながら、町内に設置したお神酒所を回りながら練り歩きます。
神社を出たところにある「奥沢大蛇通り」を少し進んだところで最初のお神酒所に到着。 お神酒所ではお祓いが行われていました。
お神酒所でのお祓いを終えた大蛇は次のお神酒所へと左右に揺れながら練り歩いていきました。
大蛇が去ったあと、沿道では縁起物として藁を見物客に配っていました。 この大蛇は神社に戻ってきたあと、1年間社殿に安置され、翌年、鳥居に巻き付けられるそうです。 冒頭の鳥居に巻き付いていた大蛇は去年作ったものだったのですね。
お神酒所のヨコには、大蛇神輿が置いてありました。 大蛇の練り歩きのあと、各商店街のお神輿が町内を練り歩き、例大祭を盛り上げていくようです。
大蛇が町内を練り歩いて、厄払いをするお祭りは各地にありますが、都内では非常に珍しいそうです。 今日は見物客はそんなに多くなかったのですが、都内ということもあり、うまく宣伝すればたくさんの見物客を呼び込むことが出来るのになぁと思いました(氏子さんたちが望んでいないのかな。まわりが新興住宅街だと、協力は得られそうにないからかな)。 |