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マチュピチュ・ナスカの地上絵・クスコ・リマの旧市街、世界遺産を巡る旅
〜2005年7月2日から10日〜
フライト時間が長いので、機内で時間をつぶすための本や雑誌を成田空港で購入。空港内で値段の高い昼食をとっていざ団体客ゲートへ! いや〜、海外旅行初体験なもんで・・・。その後、搭乗手続きで並ぶ場所を間違えてまた並びなおす羽目に。とにかく!いろんな経験をさせて頂きました。 何とか搭乗手続きを済ませて、いざヒューストンへ!! アメリカの荷物検査は全て開封されるみたいで、鍵はかけられずボディチェックも厳重で靴まで脱がされました。
約7時間のフライトで、リマの空港に到着したのは現地時間の土曜日の23時頃。リマの荷物検査は“クジ”らしく、各々がボタンを押して不運にも当たった人だけが開封検査。当たってしまいました。 でも、リマの職員はいい加減だったので、うやむやにして荷物を開封せずに入国。まあ、クジで開封検査すること自体がいい加減って話もありますが・・・(笑)
空港にはガイドの遠藤さんが待っておられました。遠藤さんは日系2世の方です。 空港を降りてすぐに感じたことは、街独特の匂いがあるのと、ものすごい客引きであふれていたこと。 遠藤さんの案内で、24時頃にシェラトンホテルに到着。ちょっと治安が悪そうな街中に豪華なホテルが建っていました。 |
ホテルの食事は、基本的には日本人の口にあう味。でも、ペルー独自のものなのか、独特な香辛料が大半の食事に入っていました。
1つ目の世界遺産であるリマの旧市街を散策。アルマス広場、カテドラル、大統領官邸を見学して海の見えるレストランで昼食。
セビッチェは白身魚にレモン味のドレッシングがかかった料理。美味しかったが、量が多い!1.5〜2人分はありました。飲み物は、お酒のピスコサワー、ソフトドリンクのレモネードとチチャモラーダ。下戸なんでチチャモラーダを注文。チチャモラーダとは、紫色のとうもろこしが原料のジュースでとにかく甘い!!他の人は美味しいって言ってましたが、私は口に合わなかったです。 昼食後は恋人たちの公園へ。その名の通りストレートな像があり、私個人的には全く興味をそそられなかったのですが、今回のツアーに参加した人は記念撮影。
近所のスーパーに行って買い物タイム!ミネラルウォーターを購入。750mlで1〜1.5ソル(約35円〜50円)なんで日本より安いかな?!
夕方、黄金博物館へ。展示品がところどころ抜けていました。遠藤さんの話によるとニセ物をわざと作って展示していたらしく、数年前に専門家が展示品を鑑定してニセ物を撤収したとか。 さて、明日はいよいよ高地クスコへ!! |
朝は順調に7時30分にリマ空港に到着。9時過ぎに出発するはずの飛行機が・・・飛ばず!「いやいや、ここは日本と違うんだし、多少の遅れは仕方ないな」と、自分を納得させていたら今度は整備不良とかでリマ⇔クスコ間を2機で運行してた飛行機が1機で、という話に。 つまり、さっきクスコへ飛んだ飛行機が戻ってくるまで待つことに!?結局、私たちがリマを出発できたのが15時。6時間近く空港で待ちぼうけをくらいました。添乗員さんも「ペルーの飛行機なんで・・・」と微妙なフォローが・・・(笑)
何とか飛行機に乗り込んだ瞬間、すぐに動きはじめました。時間が押しているとはいえ、「大丈夫なのか〜?」って不安いっぱい・・・。そしてCA(キャビンアテンダント)が「チェンジ ユア シート!」と笑って言い放ちました。そう、乗客数が少ないので勝手に好きな席へどうぞ、という意味らしく・・・。もう、すべてが日本では有り得ない話です!!
1時間足らずでクスコに無事(実は離着陸時に、無事にできたって安堵感から機内で拍手が起きたんです。もちろん、私たちのツアーグループだけで)到着!空気が薄い感じはしなかった。でも、高山病に注意してみんなノロノロ歩きだったので、ある意味不気味な集団になってました(笑)
クスコにはガイドのファンさんが待っておられました。ファンさんは日本語ペラペラの現地の方です。
かなり時間が押してたので、ホテルに直行して軽食をとり、すぐに遺跡観光です。出発から大幅に遅れたため、日没間近からの観光になりました。
最後は真っ暗になりバスのライトで遺跡を照らして見る羽目に。遺跡より、星がとてもきれいに見えました(笑)
アルマス広場に着いた頃は、もうすっかり夜でした。360°いろんなお店があってとてもきれい。街灯が白熱灯みたいなうす茶色のものなので、とても雰囲気が良かった。夜遅くまで人通りがあって、カップルが目につきました。
夕食は近くの「ドン・アントニオ」というお店で、フォルクローレを聞きながら食べました。ここのメニューは、いろんな種類にペルー料理があり美味しかった!フォルクローレに合わせての踊りはかなり激しい!真似したら、一発で高山病になるな〜!!
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この日の朝はめちゃめちゃ早い出発でした。なんせ1日1便しかない、クスコ朝6時発の列車に乗らないといけなかったので。
青色の列車で、数十メートル進むと止まって突然バックするんです!!な、なんで??「ペルーなんだから行く道を間違えたんだろうなー」と思いました。でも、進んだりバックしたりを何度も繰り返すんで、さすがに変だ!と思ってたら、どうやら「スイッチバック」といって、列車が高地を登るために車両の両先端に駆動車両をつけてジグザグに登っていくそうです。また、ビックリ!!
この列車に3時間半くらい揺られてアグアス・カリエンテス駅に到着。 ここでハプニング発生!!あまりにも揺れる列車酔いと高山病でダウン!!吐いて青白い顔をしてたところをファンさんが見つけて即、酸素ボンベ投入!!でも、軽症だったのですぐに復活しました。
アグアス・カリエンテス駅に着いてバスで30〜40分行くと、ついにマチュピチュに到着!!マチュピチュ遺跡を目の当たりにした感想は・・・すごい!写真のようだ!!感動です!
どうやってこの石を運んできて、どうやって組んだのかと謎です。
とにかくマチュピチュ遺跡観光は歩きました。岩山をひたすら歩いて・・・。ファンさんは慣れてるので、軽々と進んで行きますが、運動不足のうえに高地なんで息も切れ切れでした・・・。
息も切れ切れだったのですが、マチュピチュ遺跡を目にしたら、急に元気になって写真をとりまくってしまいました(笑)。
昼食後、フリータイムだったのでお土産屋さんを見てまわりました。お店の人が「おにーさん、おねーさん買って!コレコレ!!」って日本語で呼びかけられます。そのくらい日本人観光客が多いのでしょうね。お土産ものは民族性が高く、個性的なものが多い気がします。
駅までの帰りのバス。ここで、「グッバイボーイ」が来るのかと期待してましたが、来ませんでした。どうも、この仕事に子供が精を出し学業がおろそかになる、とのことで数年前に禁止されたそうです。グッバイボーイに会えなかったのは残念ですが、学業は優先させないといけませんからね。
帰りの列車の中では、ファッションショーが繰り広げられました。よくよく見ると・・・ん?モデルは駅員さんではないの!?さっき、切符の確認にきた女性がアルパカ製品を身にまとい車両の中を通っています。民族衣装を着た人が、フォルクローレを演奏し、踊ったり。道中が長いので、いろんなイベントが行われるみたいです。
夕食はホテルで食べた。スープ、メインの鶏肉料理、デザート全てが美味しかった。でも、やはり量は多かった(笑)こっちの人は大量に食べるんでしょうか??
部屋に帰ってくるなりベッドにダウン!!「頭が痛い、気分が悪い〜」といって、ものすごい人相で頭を抱えて寝てしまいました。 |
朝一番にサント・ドミニコ教会を見学。教会の中は、なんとなく空気が違っていて、荘厳な感じでした。この国は95%がカトリック信者らしく、教会が多かった気がします。
ここからは、ガイドがマリッサさんになり、マリッサさんの英語ガイドを添乗員さんの坂元さんが日本語に訳して、という感じになりました。
クスコからプーノに向かって出発!
途中、サン・パブロでアルパカやビクーニャと一緒に写真を撮りました。思ったより人懐っこく、おとなしかったです。ここで、アルパカ製品を購入。頑張って、値切り交渉してみました。
このあたりから、何人かは高山病を発病してしまいました。
その後、ラ・ラーヤ峠へ。ここは、なんと標高4313m!!富士山を軽く突破!ここで記念写真を撮りました。空がとてもきれいで、空気も澄んでた気がします。でも、空気は薄いです。山々には、ほとんど緑はなく茶色の土と、枯れた草がずっと続いてました。全体的に痩せた土地ってイメージです。
この峠をおりて、プカラにて昼食。 おにぎり弁当が妙に美味しかったです。久しぶりの日本食って感じがして。外はガンガン日が当たって暑いのですが、建物の中にはいると肌寒いんです。湿度は低いので、暑くてもイヤな暑さではありません。
夕方、シルスタニ遺跡へ。プレインカ〜インカ時代のチュルパ(墳墓)がある。これらには東側に小さな窓が作ってあり、冬至になるとその窓にきっちりと太陽が差し込むようにできているらしいのです。太陽が差し込むことで生命が甦ると信じられていたとか。ほとんど隙間なくきれいに積み上げられているこのチュルパ、どうやって作ったのか本当に不思議です。
帰りにインディアナの家庭を訪問させてもらいました。そこで、チーズと蒸かしたジャガイモをいただきました。 |
朝、プーノの市街を見て歩きました。8時過ぎだったのでお店はほとんど開いていませんでした。 中央市場を見学し、マリッサさんの話ではここは安くて新鮮なものが手に入るので多くの人々が利用する、とのこと。この国では、冷蔵庫は飲み物を冷たくするもので、生鮮品を保存するという考え方はないそうです。新鮮なものがいるときは、こういう市場で必要な分だけ購入するのが普通だそうです。
チチカカ湖へ出発!バスで船乗り場まで行き、そこから観光船(といってもボートに近い)でトトラ島へ。
葦を積み上げて作られた浮き島で、歩くと少しポコポコします。葦は、おやつとしても食べられるそうでちょっと食べたのですが、味がない筋の多いフキって感じでした。バルサ舟(葦で作った舟)で次の島、サンペドロ島へ!
バルサ舟は1人2ドルで乗りました。おじさんが手でゆっくりと漕いで進んでいった。30人近くが乗ったので沈まないか、ちょっと心配でしたが、大丈夫!
サンペドロ島は、子供たちがたくさんいました。以前、観光客がここの子供たちに飴をあげたため、虫歯になり問題になったらしく、最近はパンをあげるようになったのだと添乗員さんから言われました。で、パンを子供たちにあげて記念写真を! とにかく、この日は暑かった!日差しが強い気がしました。紫外線ガンガンで・・・やっぱり焼けました。
フリアカ空港からアレキパ経由でリマへ。
夕食は、ホテルでの日本食ということだったのですが、出てきたものを見てビックリ!!お弁当が出てきたのですが、メニューはエビフライ、焼き鳥、茄子の煮物という微妙なもので。一番驚いたのが、ご飯がスープ用の器に入って出てきたこと。そうですよね、ご飯茶碗なんてないですよね。味噌汁も何か泥っぽい味がする!みんな頭をひねってました。 結論!「日本料理は日本で食べるのが一番」以上。 |
リマ空港を出発し、イカ空港へ。エアロコンドルという飛行機で全席自由席です。良い席は早い者勝ちってやつです。
イカ博物館に行って、土器やミイラを見ました。たくさんのミイラがあったのですが、あまり不気味な感じはしませんでした。ものすごく綺麗に残っているので、見ていると感動してきます。
セスナの乗り場に、ぺぺというコンドルがいました。まだ子供という話なんですが、結構大きかったです。ちゃんと躾られており、写真を撮るときもすごくおとなしかったです。コンドルは天(空)の神として崇められていたそうです。
その後、ワカチチオアシスを見てナスカ遊覧へ!セスナに酔わないコツは、隣の窓を見ないこと。自分側の窓だけを見ること。
セスナの操縦士が日本語で地上絵を説明してくれます。ちょっと変な日本語なんで、楽しめます!思ったより地上絵が見にくい!どうやら風化などで地上絵が消えているらしく、10年後もこの地上絵が残っているかどうか分からないそうです。地上絵の線は、地表の砂を取り除くことで描かれているとか。深い溝があるのではないそうです。
何とか頑張って地上絵を撮りました。地上絵は誰が、何のために・・・というのは諸説あるみたいですが、真実は謎ということです。
さて、この夜がペルーでの最後となりました。あっという間の7日間でした。さようなら、ペルー!! ひとまず、ヒューストンへ! |
約6時間半かけてヒューストン空港に到着。朝の6時半です。 ここで3時間半待ちで、成田行きの飛行機に乗り換えです。成田行きの飛行機には日本人はもちろん、外国人が意外に多く乗っていた。この飛行機でようやく日本語の案内が出てきました。何だか久しぶりの日本語で、ホッと安心しました。 |
約12時間半のフライトで、午後2時過ぎに成田空港に到着!! 暑い〜!!しかもムシムシする〜。そう、今までは湿度の低い涼しい(場所によっては寒い)所にいたから、体が夏仕様対応してないのだ!!もう空港の職員は日本人だから、言葉の心配はないから安心。 |
私の知っている高山病とは、簡単にいうとクスコやプーノは高地なので、酸素が薄くなりそれに伴っておこる頭痛や吐き気、めまいなどのことです。病気ではないので、酸素の濃い低地に行けば症状はなくなるそうです。 女性は発症しても割と復活する人が多く、男性は発症したらそのままダウンってことが多いと添乗員さんが言われてました。女性は強し!ということでしょうか?
添乗員さんからも言われましたが、深呼吸が大切です。特に腹式呼吸はかなり効果があると思います。 現地で購入できるという飴があって、これが高山病に効くそうです。あまり美味しい飴ではありません。遠藤さんに買ってもらったのですが、2ソルでした。血液の循環が良くなるというしろものらしいです。 |
ビクーニャのスリッパとマット、Tシャツとナスカの地上絵の石、インカコーラとチョコレートを買ってました。石を大量に買いあさったのでとにかく重かった!インカコーラは、現地で飲んだのですが思ったよりも美味しかったです。甘い炭酸飲料です。常識かもしれませんが、ペルーの食べ物は全般的に期待しないほうがいいと思います。口に合えばラッキーくらいの気持ちでいたほうがいいと思います。でも、ペルーは南米ではかなりグルメなほうだということでした。
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