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和良比のはだか祭りは毎年2月25日
千葉県四街道市の皇産霊(みむすび)神社で行われる五穀豊穣と無病息災を祈願するお祭り
お祭りのスケジュールは、午前中に一般非公開の神事が本殿で行われ、
午後1時からメインである神社の下にある神田(しんでん)で子供参りや騎馬戦・泥投げが行われます
12時半頃、お祭りが行われる皇産霊神社に着きました。 ちなみに皇産霊(みむすび)神社と読みます。
境内にはたくさんの屋台が出ており、近所の子供たちでにぎわっていました。
神主さんは常駐していないみたいだけど、立派な神社。 本殿ヨコには、たき火が準備されていました。どろんこ遊びをして、冷えた裸の男たちが暖を取るためだそうです。
本殿を一通り散策したあと、本殿の下にある神田に移動。神田のまわりには予想以上のギャラリーがカメラ片手にスタンバイ。良い場所を取るには、かなり早く来る必要がありそうです。 神田を見上げる道路沿いにスタンバイ。13時からはじまる神事をじっと待ちました。
お祭りの日が土日に重なったことで、例年以上のギャラリーが押し寄せたみたいです。 2人の男が現れ、神田の土を神社に持って帰りました。きっと、神事に使うのでしょう。
13時となり、数発の爆音とともにお祭りが始まりました。 山の上の神社から山の下の神田に裸の男たちが赤ちゃんを抱っこして登場。いよいよ子ども参りがはじまりました。
赤ちゃんの無病息災を願い、神田の土を赤ちゃんの額につけていました。 土をつけられて、きょとんとした赤ちゃんもいれば、大泣きをする赤ちゃんもいました。確かに、突然、額に冷たい土をつけられるとビックリして泣いてしまいますよね。 抱っこした赤ちゃんの集団のうしろには、鉢巻きに藁を刺した男たちが登場。次々と神田の中に入り、手に持っていた藁を神田の中央に指していきました。
この一連の流れを3回繰り返し、子ども参りは終わりました。 まわりが住宅街ということもあり、子供も多いようです。 |
裸の男たちが本殿に帰ってしばらくすると、わっしょい、わっしょいの掛け声とともに、再び登場。本殿ヨコのたき火で暖を取ったようです。
今度は神田の中で、騎馬戦がはじまりました。 最初は騎馬戦で揉み合いますが、その後は騎馬を崩して、お互いに泥を投げ合っていました。
しばらくして、本殿に向かって帰って行きました。冬晴れの天気とはいえ、裸で泥水の中は寒い。 たき火でしっかりと暖を取ったあと、男たちは再び坂の下の神田に向かいました。
でも、神田に向かう姿はちょっと嫌そう(笑)。確かに、私だったら日中とはいえ、こんな真冬に裸で泥まみれは嫌です。 神田に入って、再び騎馬戦がはじまりました。
騎馬戦を繰り返すうちに、男たちの体もふんどしも泥だらけ。足を取られたのか、パフォーマンスか豪快にコケル方もいました(笑)。 神田で騎馬戦や泥投げを行い、寒くなったら神社ヨコのたき火で暖を取る。これを合計4回繰り返しました。
騎馬戦と泥投げ。まさに泥仕合でした。 文字通り、体を張って五穀豊穣と無病息災を祈願する、まさに伝統の奇祭でした。 |